「笑った時に歯ぐきが目立つ」そんなガミースマイルのお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
芸能人やスポーツ選手にもガミースマイルの方は多く、チャームポイントと考える方もいらっしゃいますが気になる方は歯科医院での治療が可能です。
今回は、ガミースマイルの原因から治療の種類までを詳しくみていきましょう。
ガミースマイルとは、骨格・歯・唇の筋肉・歯ぐきのうち、単独またはいくつかの原因が重なることで歯ぐきが通常よりも多く見える状態のことを言います。
ガミースマイルの治療法には、根本からガミースマイルを治す方法と見た目だけ治す方法があります。
特に根本からガミースマイルを治す場合には、しっかりと歯科医院や美容外科でのカウンセリングと検査を受けることが大切です。
ガミースマイルの中でも最も多いのが、骨格と歯が原因となっているケースです。歯が前に出ている状態(出っ歯)かつ上顎がもともと長いと、ガミースマイルになりやすくなります。
また、歯自体の大きさが小さいために歯ぐきが目立ってしまう場合もあります。
2つ目が、歯ぐきが歯に覆い被さっていることが原因でガミースマイルとなるケースです。
歯ぐきが通常よりも大きかったり歯ぐきが歯を覆っているいために、歯が短く見えてしまいます。
3つ目が、唇の筋肉の発達が原因で起こるガミースマイルです。通常よりも上唇の筋肉が発達していることで、笑った時や話した時に歯ぐきを多く見せてしまう場合があります。
ガミースマイルの治療法は、大きくわけて3つあります。
最も代表的なのが、歯肉形成と呼ばれる歯ぐきの位置を整える治療とセラミック矯正によって歯並びを整えることでガミースマイルを改善する方法です。
軽度~中度のガミースマイルの場合に、歯肉形成+セラミック矯正で歯ぐきと歯並びを同時に整えることができます。歯肉形成+セラミック矯正には以下のようなメリット・デメリットがあります。
歯肉形成とセラミック矯正でガミースマイルを治す場合、歯ぐきの位置と歯並びだけでなく歯の大きさや歯の形も患者さまのご希望の通りにすることが可能です。
また、歯のお色もホワイトニングをしたようなナチュラル系の白さから、ホワイトニング以上の白さまでお好きな歯の色にすることができます。
ただし、重度のガミースマイルには対応していないので、歯肉形成によるガミースマイル治療が可能かは、まずは検査を受ける必要があります。
上唇膜切除術は、笑った時や話すときに上がりすぎてしまう場合に行うガミースマイル治療法です。
ガミースマイルの原因が上唇の筋肉の発達にある場合にこの治療法を採用します。
ただし、骨格や歯並び・歯肉にガミースマイルの原因がある場合には、歯ぐき自体を目立たなくすることはできますが歯並びの改善などは見込めません。
3つ目がボトックス注射を唇に打つことで、唇を上がりにくくする治療法です。
メスを使用せずにガミースマイルを治療することができるのが、ボトックス注射によるガミースマイル治療の大きなメリットです。
ただしボトックス注射によるガミースマイル治療の場合、数カ月ほどで元に戻ってしまう・歯並びや歯ぐきの位置の改善はできないことがデメリットと言えます。
軽度~中度のガミースマイルで最も多いのが、歯ぐきの位置と歯並びが原因となっているケースです。
歯ぐきの位置と歯並びが原因の場合、おすすめなのが歯肉形成+セラミック矯正によるガミースマイル治療です。
ガミースマイルを短期的に改善できるだけでなく、後戻りの心配がありません。
また、歯のお色も一緒にキレイにすることができるので、ウェディングを控えた方や大人の女性にも選ばれています。
歯肉形成+セラミミック矯正によるガミースマイル治療の流れを詳しくみていきましょう。
まずは無料カウンセリングにて理想の仕上がりになるように、ご希望を詳しくお伺いし最適な治療方法をご提案いたします。
ガミースマイル治療の流れをご理解いただき、不安な点などをきちんと解消しておくことが、美しい口元をつくる上で重要となります。
口腔内写真撮影、レントゲン写真撮影、型取りを行い、前準備を行います。
抜髄と呼ばれる神経をとる治療を行います。
セラミック矯正で歯並びを整える際にはこのステップが必須となります。神経処置を行うことで歯の大きさや形、傾きなどを調整することが可能となります。
白いファイバーの土台を立てた上に仮歯を装着します。
この時点ですでに整った歯並びに変わります。
歯ぐきの位置を調整するための準備をしていきます。
歯ぐきの表面に表面麻酔を塗り、表面が麻痺した状態で注射の麻酔を打ちます。
仮歯の位置に合わせて歯ぐきのラインを調整していきます。
ほとんどの場合、歯肉形成は1回で完了です。
歯ぐきの傷口が治っただいたい一週間後の段階で、次のステップに進みます。
完成したセラミッククラウンを試適します。
色調、形態などを確認していただき、患者様がご納得されたうえで装着いたします。
治療完了後は、半年に一度の噛み合わせのチェックをお願いしています。
セラミックの有無に関わらず、噛み合わせは日々変化します。
定期的に調整することが、長期的に良い状態をキープすることに繋がります。