ガミースマイルの原因は、「唇の筋肉の発達」「歯並びと歯肉の異常」「顎の突出」の3つに分けることができます。
ここでは、それぞれのケースに適した治療法と各治療法のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
唇の筋肉が発達しすぎると、笑った時に唇が上方へと強く引き上げられます。
その結果として、歯茎が目立ってしまうことから、ガミースマイルの症状を呈することがあります。そこで有効となる治療が「上唇粘膜切除術」と「ボトックス注射」です。
上唇粘膜切除術は、唇の裏側と歯茎の上側を切除する治療法です。筋肉によって引き上げられる粘膜が減少し、可動域が狭まることで、上唇が上がりにくくなります。
後戻りしにくく、1回の施術で効果が期待できる反面、外科処置を伴うことから術後に腫れが生じるなどのデメリットもあります。また、術後に話しづらい・違和感を感じるケースもあります。
根本的にガミースマイルを改善する方法ではないため、お口もとのご状態によってはガミースマイルの状態がしっかり改善されないことも考えられます。
ボトックス注射は、唇の筋肉の活動を薬によって抑える治療法です。
筋肉をボトックス注射によって麻痺させ、唇の動きを抑えます。美容の分野では、目尻や眉間のしわを改善する際にもボトックス注射が活用されていますよね。
ボトックス注射の場合、手軽にできることがメリットです。その反面、数ヵ月ほどで元に戻ってしまうというデメリットもあります。
また、唇の動きを抑えるだけなので、こちらもガミースマイルの根本的な改善にはなりません。
ガミースマイルの原因として最も多いのが「歯並びと歯肉の異常」です。軽度から中等度のガミースマイルの場合、「歯肉形成+セラミック矯正」で対応するのが一般的です。
歯肉を切除して歯茎の位置を正常にする治療と、歯並びを整える治療を組み合わせてガミースマイルを改善します。
顎の骨自体が前方に出ていることによるガミースマイルの治療では、外科的な処置がメインとなります。
骨格的な異常が原因となっていることから、骨を切除するなどの大掛かりな処置が必須となるのです。具体的には、「上顎骨切り術・Le FortⅠ型」と呼ばれる手術を行います。
これは、上の顎の骨を鼻孔の部分で切除し、正常な位置へと移動させる外科手術です。
移動した骨はチタンプレートでしっかりと固定します。骨格的な問題に由来するガミースマイルは、この治療法によって大きく改善することが可能です。同時に、患者さまへの負担が大きい治療法ともいえます。
一方で、お顔の腫れや痛みが伴うリスクがあります。また、数日~数週間の入院が必要となるため、通常通りの生活に戻るまでにお時間がかかります。
患者さまご自身では「重度のガミースマイル」「外科手術をしないとガミーを改善できない」と考えられている場合でも、セラミック矯正+歯肉形成でガミースマイルを改善できることが多くあります。
セラミック矯正によるガミー治療の場合、1カ月半~2カ月ほどの短期間で治療を完了できます。また、痛みや腫れのリスクがほとんどなく、通常通りの生活をお送りいただきながらガミースマイルを解消できます。
「私の口もともセラミック矯正で改善できる?」とお悩みの方は、まずは無料写メ相談にてお気軽にご相談ください。治療の種類も含め、簡易的なお見積りなどもお出しすることが可能です。
患者さまのお口のお写真を歯科医師が確認し、ご連絡させていただきます。
ガミースマイルには、次に挙げるような治療法もございます。
歯並びが原因でガミースマイルを呈している症例では、インプラント矯正も有効です。一般的なワイヤー矯正では奥歯などを固定源としますが、インプラント矯正では口腔内に打ち込んだインプラントを支点として歯を動かします。
その結果、短期間でガミースマイルの原因となっている歯並びを整えることが可能です。
ただし、インプラントを打ち込む外科手術が必須であったり、骨質によってはインプラントが骨と結合せずに抜け落ちてしまったりするといったデメリットもあります。
ガミースマイルの原因となっている歯肉を切除し、「歯茎が目立つ」という症状を改善する治療法です。一日で治療が完了するため手軽なガミースマイル治療として知られています。
しかし、その一方で歯肉切除のみでは時間が経つと後戻りしてほとんど元の状態に戻ってしまうことがデメリットです。
歯肉切除単独では、ガミースマイルの症状を根本から改善することは難しいです。
ここまで、ガミースマイルの原因と治療法の種類について解説してきました。
ホワイトホワイトでは、「歯肉形成+セラミック矯正」による根本からガミースマイルを改善する治療を行っております。
セラミック矯正によるガミー治療の場合、軽度から中等度まで幅広い症例に対応できるだけではなく、患者さまが得られるメリットも極めて大きくなります。
ガミースマイルを「歯肉形成+セラミック矯正」で治療した場合、後戻りするリスクがほぼゼロとなります。歯茎は再生力の強い組織のため、歯茎を切除するだけでは元に戻ってしまいます。
しかし、セラミックの被せ物を上から被せることで、歯茎の後戻りを防ぐストッパーの役割をしてくれます。
定期健診に通っていただくことで、長く美しい口もとをキープしていただけます。
セラミック矯正を組み合わせることで、歯茎の位置だけではなく、歯並びまで改善することができます。また、一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正とは異なり、非常に短い期間で治療の結果を得ることが可能です。
具体的には、1カ月半~2ヵ月ほどで治療が完了しますが、治療完了前の仮歯の段階でガミースマイルの状態を改善することができます
そのため「できるだけ早く歯並びやガミースマイルを改善したい」という方にも支持されています。
ガミースマイルを根本から改善する治療のひとつに、顎の整形手術があります。
しかし、お口や顎にかかる負担が大きく、数日~数週間の入院が必須となるのが一般的です。
その点、セラミック矯正であれば入院の必要はありません。お口や顎にかかる負担も少なく、通常通りの日常生活をお送りいただきながらガミースマイルを改善することができます。
ガミースマイルを外科的な治療で改善する場合、どうしても術後の腫れや痛みが伴います。
一方、セラミック矯正の場合、お顔の腫れや痛みを伴うことはほとんどありません。
また、お食事や日常会話・歯みがきも通常通り行っていただけるので、患者さまのストレスも最小限に抑えることができます。