テトラサイクリン歯によって歯の白さにお悩みを持つ方は少なくありません。
「歯がグレーがかっているのが気になる」「歯の真ん中にしま模様がある」「テトラサイクリン歯をホワイトニングしたけれど、すぐに後戻りしてしまった」などのお悩みをお持ちの患者さまから、テトラサイクリン歯を白くするために効果的な治療をご質問されます。
テトラサイクリン歯とは、妊婦さんや授乳中のお母さん、および永久歯の形成期(出生時~8才頃)までの小児がテトラサイクリン系の抗生物質を多量に投与された場合の副作用として変色が起こった歯の事を言います。
テトラサイクリン歯は、形成中の歯に含まれるカルシウムとテトラサイクリンが結合して歯に沈着し、通常の歯の色とは異なる色となります。
テトラサイクリン歯の色の濃さは軽度、中度、重度まで段階があり、色もイエロー系統からグレー系統、ブラウン系統の3種類に分かれます。
テトラサイクリン歯は、どの色の段階でも共通して中央にしま模様があります。このテトラサイクリン歯の特徴であるしま模様は、ホワイトニングで消すことができません。
テトラサイクリン歯を改善する治療には、大きく分けてホワイトニング・ラミネートべニア治療・セラミック治療の3つがあります。
それぞれの治療法の特徴とメリット・デメリットについてみていきましょう。
ホワイトニングは基本的に神経がある歯には効果があります。しかし神経があっても、ホワイトニングの効果が表れにくい場合があります。
軽度・中度までは全体的に明度を上げることは出来ますが、重度になると効果は表れにくいです。
【ホワイトニング前】
【ホワイトニング後】
治療内容:スタンダードホワイトニングコース16本3回
副作用(リスク):一時的に歯がしみることがあります
費用:¥81,035
テトラサイクリン歯のしま模様を完全に消したい方や、はっきりとした白さを実感されたい方には、ラミネートべニア治療がおすすめです。
ラミネートべニア治療は、歯の表面をごく薄く削りセラミック製のシェル(薄片)を貼り歯を白くする治療法です。
歯の神経を取らずに済み、歯を削る量も少ないので歯にかかる負担を最小限度に抑えることができます。ただし、シェルが非常に薄いため噛み合わせによって前歯が強くあたるケースではシェルが取れたり欠けることがあります。
歯の白さと一緒に歯並びも治したい場合や、白い歯をキープしたい場合にはセラミック治療がおすすめです。
また、ラミネートべニア治療の場合、歯の隙間を治すことはできますが、歯並びを変えることはできません。
セラミック治療の場合、歯の白さを患者さまのご希望に合わせて調整できるだけでなく、歯並び・歯の大きさ・歯の形もカスタマイズすることができます。
【セラミック治療前】
【セラミック治療後】
治療部位:セラミック矯正前歯6本+ホワイトニング
治療期間:1カ月半
通院回数:5回
副作用(リスク):一時的に歯がしみたり、噛み合わせの違和感を感じることがあります。
シンプルデザインセラミック1本¥108,000。クイックホワイトニング12本¥20,000。
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セラミック治療の場合、歯を削りその上に土台を立ててオールセラミッククラウンを被せていきます。
テトラサイクリン歯による変色した歯のお色が、セラミック治療後の歯のお色に影響を与えることはありません。透明感のあるオールセラミッククラウンを被せることで、ご自分の歯のように自然な白さに見えます。
ホワイトホワイトでは、セラミック治療によるナチュラルな仕上がりに特に力を入れております。
歯のお色は、通常白一色ではなく根元から切端部にかけて何層ものお色がグラデーションのように重なっています。また、歯の切端の部分はエナメル質が厚いので中央~上部に比べて透明感があります。
このグラデーションと透明感をきめ細かく再現することで、自分の歯と見分けがつかないほど、自然な仕上がりになります。
歯並びだけでなく、セラミック治療の場合にはこのように歯のお色もグラデーションや透明感を調整することでより自然にみせることができます。